また「値段の差」についても、まとめました。同じヨーキーでも「ペットショップとブリーダー」や、「同じショップ内でも値段に差」があります。
家族としてこの先10年以上一緒に暮らすことになるので、値段でいヨーキーの選び方を失敗しないように、一度は読んでみて下さい。
目次
ヨークシャーテリアの子犬の平均値段・販売価格はいくらくらい?
ブリーダーの値段 | ペットショップの値段 | |
---|---|---|
60頭の平均価格 | 27万6,747円 | 11万9,740円 |
最も高い子 | 38万円 | 21万3.840円 |
最も安い子 | 10万円 | 5万4,000円 |
ヨークシャーテリアの平均的な値段は10~25万円程度になります。一般的に子犬の販売価格は、人件費などがかかるペットショップの方が高くなる傾向にあります。ですが、当サイトが調べたタイミングではペットショップの方が安いという結果になりました。
ただ、今回調査したペットショップはネット通販を行っているショップでした。店舗販売がメインのショップとは違うので、実際に店舗販売している値段とは異なる場合があります。
参考までに、ブリーダーが販売しているヨーキー60頭の平均価格は27万6,747円で、最も高い子が38万円、最も安い子が10万円でした。ペットショップも同様に60頭の平均価格は11万9,740円で、最も高い子が21万3,840円、最も安い子は5万4,000円でした。
【極小・ティーカップ】ヨーキーの値段相場はいくらくらい?
「極小」や「ティーカップサイズ」と付いたヨーキーは、だいたい30万円~50万円程度で販売される子が多いです。ただ、極小サイズやティーカップサイズのヨーキーを探していたところ、80万円というメスの極小ヨーキーを見つけました。
ご存知の方は飛ばして頂いて結構ですが、「極小ヨークシャーテリア」や「ティーカップヨーキー」・「ポケットヨーキー」といった犬種は存在しません。血統書を発行する場合は全て「ヨーク・シャーテリア」として発行されます。
もちろん、両親が小さければ生まれた子が成犬になっても小さいままのケースが多いです。ただ、「成犬になっても小さいまま」という保証はありません。また、まともなブリーダーはこのような極端に小さい子を作出しません。
極端に小さな子は病弱で、病院に通わなければまともに生きられない子が多くなる為です。小さいことをさも「珍しい」・「可愛い」といったように販売するブリーダーは、金儲けしか考えていない繁殖屋が多いです。
「小さい子がカワイイ」という考えを否定するつもりはありませんが、「小ささ」と「病弱さ」は比例するということを忘れないでください。
【白色は高い?】ヨークシャーテリアは毛色によって値段が変わる?
毛色 | 値段 |
---|---|
ゴールド | 50万円 |
チョコ | 40万円 |
白 | 不明 |
JKC(ジャパン・ケネル・クラブ)とKC(イギリスのケネルクラブ)においてヨークシャーテリアの毛色で認められているカラーは「ダーク・スチール・ブルー&タン」のみです。よって、「白色」や「チョコ」カラーのヨーキーはミスカラーとなります。
AKC(アメリカン・ケネル・クラブ)では「ブラック&ゴールド」・「ブラック&タン」・「ブルー&ゴールド」・「ブルー&タン」の4色です。ただ、国内ではJKCで認められている「ダーク・スチール・ブルー」のみになります。
当サイトで調べたタイミングでは「チョコ」と「白」といったカラーの子は見つかりませんでした。ただ、子犬の時はダーク・スチール・ブルー&タンだったのに、成長するにつれて白くなっていった子もいるようです。
ただ、退色によって銀色になることはありますが、真っ白になることはあまり聞きません。白いヨーキーを街中で見かけた人は、似た犬種(ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア)と見間違えた可能性もあります。
ヨークシャーテリアは、成長と共に毛色が何度も変化する犬種として有名です。たとえ、子犬の時にレアカラーと呼ばれる珍しい色でも、その色のまま大きくなるとは限らないので、「レアカラー」という言葉に踊らされて、高い金額を払わないように注意しましょう。
ヨークシャーテリアのミックス犬の値段平均はどれくらい?
ヨーキーのミックス犬の種類 | 値段 |
---|---|
ヨーキー×トイプードル(ヨープー) | 10万円前後 |
ヨーキー×マルチーズ(マルーキー) | 10万円前後 |
ヨーキー×チワワ(ヨーチー) | 20万円前後 |
ヨーキー×ポメラニアン(ポメキー) | 10万円前後 |
ヨーキー×パピヨン(パピキー) | 10万円前後 |
ヨークシャーテリアとのミックス犬は、値段にかなり差があり、安い子は5,000円という値段が付けられていました。「ミックス犬」や「ハーフ犬」は病気に強く、長生きするという紹介をされることがあります。
ですが、これは両親が健康であることが前提です。また、子犬の時は両親の特徴をもっていますが、成長するにつれて容姿が変わります。これはどちらの血が強く出るか分からない為です。
また、酷い子は両親とは全く違う特徴が現れたりもします。まともなブリーダーは「ミックス犬」や「ハーフ犬」を作出しません。ほとんどがお金目当ての繁殖屋なので、狭い敷地に様々な犬種を放し飼いにして、管理が不十分なので、両親が分からない為です。
なので繁殖屋は「この子犬はなんとなく〇〇と××に似ているから△△としてペットショップに卸そう」なんてことが起こります。ショップもブリーダーも販売するにあたり血統書が不要なので、どのように成長しようが関係ないんです。
本当に純血同士から生まれた「ハーフ犬」もいますが、やはりどちらに似るかは分かりませんし、「両親が犬種特融の遺伝疾患などをもっていなかったか」というのは確認したいところです。
ヨークシャーテリアの値段の差って何が違うの?
ここからはヨークシャーテリアの値段の差についてまとめました。特別ヨーキーに限った話ではありませんが、値段の差は次のような理由から生まれます。
購入先による値段の差
良いブリーダーはショーに出場する為に交配し、ショーの基準をクリアした子を育ててショーに出します。基準から外れてしまった子をペットショップに卸したり、連絡をした飼い主希望者に販売します。
その為、ブリーダーが自分の元に残す子を「ショータイプ」、販売する子を「ペットタイプ」と言い、「ペットタイプ」の方が安いです。「ショータイプ」は譲り受けるブリーダーにもよりますが、50万円は見ておく必要があります。
ペットショップは悪質な繁殖屋などが出荷した子を、競りを通して購入します。店員などの人件費がかかるので、一般的にはブリーダーから迎えるよりもペットショップの方が高くなる傾向があります。
血統による値段の差
父親がショーのチャンピオン犬だったり、両親がチャンピオン犬の場合、値段が上がります。当然、両親がチャンピオン犬の方が値段が高くなります。ですが、チャンピオン犬同士の子でも病気などがあると安く売られます。
両親がチャンピオン犬でありながら子犬の販売価格が安い場合、購入先に理由を確認しましょう。販売側もトラブルを避けたいので、普通は理由を説明してくれます。
性別による値段の差
ブリーダーは子犬を埋めるメスを自分の元に残したがります。また、ヨークシャーテリアのような超小型犬は小さいほど高く売れる為、オスと比べて小さくなり易いメスの方が高くなる傾向にあります。
毛色による値段の差
注:画像はウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア
ヨークシャーテリアのカラーで認められているのは「ダーク・スチール・ブルー&タン」のみです。「チョコ」や「白」はミスカラーですが、ペットショップではレアカラーとして高く販売されるケースが目立ちます。
「白」などは色素が薄いアルビノの可能性もあります。先天的に内蔵が弱かったりすることがあります。ヨーキーに良くみられる退色は銀色っぽくなりますが、この場合は真っ白で黒目の部分が赤かったりします。
容姿による値段の差
ヨーキーに限らず、どの犬種でも言えますが可愛く見える子は高く売られます。例えば毛量が少ない子は、貧相で病的にも見えてしまうので安くなります。ヨーキーの毛は本来ストレートですが、毛がウェーブしていても可愛く見えれば高くなります。
得に最近は「ウェーブ」の子が「珍しい=他とは違う」という理由で需要が高い傾向にあります。値段も高くなりがちですが、正しい犬種を後世に伝えるという意味でも、素人の交配は止めて下さい。