ここでは、チワワの種類・色・大きさ・タイプなどについてまとめました。チワワについて調べていて、「これはどうなんだろう?」と疑問が出てきた方は参考にしてみて下さい。
目次
チワワの【種類】は2種類だけ!
チワワの種類は「ロングコート」か「スムースコート」の2種類だけです。画像も入れながら違いを簡単に説明していきます。
スムースコートチワワの特徴
アメリカではいまだにスムースコートのチワワの方が人気が高いです。海外セレブもスムース派が多いような気がしますね。ペットショップでは「チワワ(スムース)」や「チワワ(S)」と書かれています。
体全身が眉毛くらいの長さの被毛でおおわれています。毛は光沢があり柔らかいのが特徴です。見た目からも分かるように、他の犬種と比べると虚弱気味です。暑さ・寒さともに弱いので温度管理が欠かせません。
ロングのチワワも手入れは簡単と言われていますが、スムースの方がより楽です。ただ、ロングと比べると毛の生え変わる周期が短いので、スムースの方が抜け毛が多いと言われています。
ロングコートチワワの特徴
日本ではロングコートチワワの方が人気です。「どうする~アイフル~」のCMで「くぅ~ちゃん」というロングコートチワワ(ロングの割に毛が短かったですが…)が起用されたことで、チワワブームが起きたことも理由かもしれませんね。
腕や頭・耳・尻尾に長い毛が生えています。キレイに生えそろうまでには1歳頃までかかると言われているので、「1歳未満でロングのチワワを迎えたのにちっとも毛が伸びてこない!」という方はもう少し様子を見ても良いです。
毛は直毛か少しウエーブしています。強いウエーブだとドッグショーでは欠点とされますが、ペットとして飼う分には問題ありません。ペットショップでは「チワワ(ロング)」または「チワワ(L)」と書かれていることもあります。
チワワは元々スムースが原種で、ロングコートはパピヨンやポメラニアンとの交配によって生まれたと言われています。確かに、チワワと似たような雰囲気がありますよね。特に性格的にも大きな違いは無いのであなたの好みでロングかスムースかを選んで問題ありません。
たまに「ロングの方が寒さに強い」と紹介されているのを見かけます。間違ってはいませんが、「スムースと比べれば」という程度で、他の犬種と比べるとロングも寒さに弱いので注意してください。
毛の種類(ロング・スムース)で大きさも変わる?
「ロング」か「スムース」かで大きさが変わることはありません。JKCではチワワのスタンダードを500g~3㎏としています。理想は1~2㎏としています。この辺りはドッグショーにおいての基準なので、ペットとして飼う分にはあまり気にしなくて良いです。
ただ、基準から外れていると「うちの子やけに大きい(小さい)けど本当にチワワなのかな?」と気になる方もいます。以前と比べるとチワワブームは収まっていますが、それでもやはり人気の犬種です。
それだけに素人に毛が生えたような悪質ブリーダーが多く、「体が丈夫・生まれる子犬の数が増える」という理由で3㎏以上のメス犬で繁殖している業者もいます。傾向で見れば、生まれてくるチワワが成犬時に3㎏以上になるのは当然です。
3㎏以上になるとチワワではないという訳ではないですし、キャシャで骨折が多いチワワなので、大きくなればその分丈夫になるという見方もできます。(肥満ではなく骨格的に大きいという意味で、大きい子だと6㎏の子もいるとか)
ただ、チワワを飼う人はやはり「小さい子を飼いたい」という方が多いので、もしチワワを迎える時はショップ店員やブリーダーに両親の体重なども確認すると良いでしょう。
【画像でみるチワワの色の種類】は星の数ほどもある!?
色の名称 | 色サンプル | ||
---|---|---|---|
フォーン | |||
ブラウン | |||
セーブル | |||
ブラウン&ホワイト | |||
ホワイト&ブラウン(班) | |||
ホワイト&ブラック(班) | |||
ブラック&タン | |||
チョコレート&タン | |||
トライカラー | |||
【NG色】マール |
本当はチワワの画像でそれぞれの色を紹介したかったんですが、当サイトが使っている有料の画像サイトでは用意できないカラーもあったので、代表的なカラーの色サンプルを用意しました。
チワワはほとんどのカラーは認められていて、ホワイトベースにブラウンやブラックの班(丸一つや丸2つがくっついた感じ)色や、ブラック&タンなどのパーティーカラー、3色が混ざったトライカラーなどがあります。
「星の数ほど」はオーバーでしたが、ほぼ全ての色が認められています。唯一NGなのが「マールカラー」です。ブルー(灰色系)マールやレッド(茶系)マールなどがありますが、薄いカラーに同系色の濃い色がマーブル状に入った被毛です。
これらのカラーは難聴や弱視などを起こす遺伝子の為、チワワに限らず認められていない色です。逆に言うと、マール以外(マールと似たダップルもNG)の色は認められているので、色んな色をした子がいます。
チワワの「種類」じゃなくて「タイプ」って何?
ここからはチワワのタイプについてご紹介します。チワワには主に体型を指す「ドワーフタイプとハイオンタイプ」、容姿を指す「アメリカタイプとイギリスタイプ」があります。
ドワーフタイプとハイオンタイプ
チワワに限った話ではありませんが、体型によって「ドワーフタイプ」と「ハイオンタイプ」で分かれます。たまに「〇〇タイプだと顔が〇〇で~」と言っている方がいます。確かに傾向が出たりはしますが、「〇〇タイプ」は本来体型のことを言います。
上記の画像でいくと左の子がドワーフタイプ、真ん中の子がハイオンタイプになります。真横から見た方が分かりやすいですが、違いとしては体高より胴体が長い(短足に見える)のがドワーフ、胴体より体高の方が長い(足が長く見える)のがハイオンタイプになります。
ドワーフタイプはマズルが短く、童顔な子が多い傾向にあってアイドルのような感じです。ハイオンタイプはマズルが長くスラっとしたモデルのような感じの子が多い傾向があります。
ただ、先にも書きましたが、ドワーフやハイオンとは体型のことなので「この子の顔はドワーフタイプだね」というのは伝わらない人もいます。言いたいことは分かりますが、正しくは体型のことですからね。
アメリカタイプとイギリスタイプ
アメリカタイプの特徴 | イギリスタイプの特徴 |
---|---|
|
|
チワワについて調べていくと、「アメリカタイプ」と「イギリスタイプ」というタイプもあるようです。チワワは「メキシコ原産説」が一般的ですが、その後アメリカとイギリスで繁殖され、それぞれ系統が異なるチワワに発展しているといった内容です。
ただ、これに関しては真逆の説もあって「アメリカの方がドワーフ、イギリスはハイオンが多いんだ!」という意見も聞きます。人によって認識が異なるのでトラブルの原因になることが考えられます。
ペットショップやブリーダーには「ドワーフかハイオン」や、「丸っこい童顔かマズルが長いキツネ顔」など分かりやすい要望を伝えた方が良いです。