チワワ

チワワの平均寿命やギネス最高は?人の年齢との換算表と長生きの秘訣

ドッグフード店長
ドッグフード店長
 ここではチワワの平均寿命とギネス記録をまとめました。これからチワワを迎えるという方にとっては、チワワと今後何年過ごせるのかを知る基準になります。

また、長生きさせる為の秘訣もまとめたので、これからチワワを迎える方も・既にチワワと暮らしている方も参考にして頂き、少しでもチワワとの生活をエンジョイして欲しいと思います。

チワワの平均寿命は何歳?

犬種 平均寿命
チワワ(超小型) 10~16歳
ヨークシャーテリア(超小型) 12~16歳
ミニチュアピンシャー(超小型) 13~15歳
シーズー(小型) 10~16歳
マルチーズ(超小型) 12~15歳

チワワの平均寿命はだいたい10~16歳と言われています。これは人に換算すると58~82歳になります。ペット保険のアニコムが2016年に発表した資料によると、チワワの平均寿命は13.7歳(人なら72歳くらい)と出ています。

また、vetinfoでも13.5歳、少し古いですがAmerican Kennel Club® (AKC) の2013年のデータでは15~18歳となっています。AKCだけ平均寿命が高めですが、やや古いデータとなるので10~16歳と考えて良いでしょう。(AKCは現在ページが無くなりました)

上記では超小型犬と小型犬で比較してみましたが、犬種によって寿命に大きな差は見られないようですね。ただ、気になったのがチワワとシーズーは平均寿命の下限がやや低い点です。

これは超小型のチワワ故に、「体が強くない」というのが理由として挙げられるかもしれません。暑さや寒さにも弱く、小さすぎるからか飼い主が踏んでしまった・掘りごたつの中で亡くなっていたなんてこともあります。

飼い主の後ろをちょろちょろと付いてくる子もいるので、注意力が低い老人や子供がいる家庭ではあまりおすすめできない犬種と言っても良いです。

 

【チワワの長寿】ギネス記録は最高で何年?

チワワの長寿記録はギネスには載っていませんでした。ネットを調べていると「日本で最も長寿だった子は25歳で人間なら〇歳」という内容を見ます。

ですが、当サイトで調べたところ飼い主の名前などを調べることができませんでした。日本の犬で最高齢は1985年4月1日生まれ、シノハラさんの家のミックス犬、プースケという記録が残っています。

2011年に亡くなったそうですが、26歳8ヶ月だったそうです。これを考えると日本のチワワの長寿記録が25歳というのは信ぴょう性にかけると考えています。

とは言っても、チワワのブログなどを見ていると20歳前の子もいたりするので、大型犬とは違い20歳を目指すことも可能な犬種です。因みに、チワワのギネス記録は「最小記録」が多く、まとめると以下のような記録が残っています。

チワワのギネス記録
  • 2013年2月―【世界一小さい犬・体高部門―9.65㎝】プエルトリコの(名)ミラクルミリー
  • 2005年―【世界一小さい犬・体長部門―15.2㎝】フロリダ州の(名)ヘブンセントブランディ

 

愛犬のチワワの年齢を人に換算すると?

チワワの月齢・年齢 人に換算
1カ月 1歳
2カ月 3歳
3カ月 5歳
6カ月 9歳
9カ月 13歳
12カ月(1歳) 17歳
18カ月(1歳半) 20歳
2歳 24歳
3歳 28歳
4歳 33歳
5歳 38歳
6歳 42歳
7歳 46歳
8歳 50歳
9歳 54歳
10歳 58歳
11歳 62歳
12歳 66歳
13歳 70歳
14歳 74歳
15歳 78歳
16歳 82歳
17歳 86歳
18歳 90歳
19歳 94歳
20歳 98歳

犬は小型や大型などは関係なく24カ月が人間でいう24歳という考え方が一般的です。以降の加齢スピードは小型・中型・大型・超大型で差があります。ただ、超小型と小型までは分けて考えられていません。

チワワは最小の犬種なので、特別な換算表があっても良いかもしれませんが、上記は小型犬種の換算表を用いています。8歳以降が中年期、11歳からをシニア期と考えて良いでしょう。

ただ、ペット保険のアニコムが2016年に発表したデータによると、「体重5~10㎏の小型犬の平均寿命が14.2歳」なのに対し、「体重5kg以下の超小型犬の平均寿命は13.8歳」となっています。

これを考えると、最小の犬種であるチワワの老化スピードは、上記(小型犬)の換算表よりもやや早くなると考えても良いかもしれません。

 

チワワの寿命を伸ばす「長生き」の為にできる6つのコツ

ここからは愛犬のチワワと一日でも長く過ごす為に、チワワの寿命を伸ばす為のポイントをご紹介します。運動能力が高い割に、骨格が細く骨折・脱臼や関節炎症が多いのでそのあたりに絞ってご紹介していきます。

 

外に出る時は必ずリードを着ける!

チワワは体が小さいので、相手の犬にケガをさせるよりもさせられる確率の方が高いです。しかもチワワは「小さな巨人」と言われるほど喧嘩っ早いです。

相手が自分よりも大きかろうが吠える・噛みつくのがチワワです。ドッグランやドッグカフェはもちろん、散歩中も必ずリードを装着してください。

チワワが自分から喧嘩を売って、吠えられた犬が驚いて攻撃されたりすることも珍しくありません。この場合、「小さくて弱いから大きい犬が悪い」ではなく、完全にノーリードで歩かせた飼い主が悪いです。

チワワに限った話ではありませんが、「ノーリードで家の外に出す」ことは「当たり屋」と同等だという認識を常に持っていて下さい。海外では熊をも追い払うとってもたくましい犬なんです。

 

食事に気を付ける

チワワは関節疾患や骨の病気が多いので、「チワワ専用」などのフードにはどれもグルコサミンやコンドロイチンが配合されています。ただ、それらのフードに含まれる量は微量です。

これらの成分は含有量が多いサプリメントなどでないと、関節痛の痛みを和らげるには至らないので無視して良いです。チワワでも食べ安い粒の大きさには気を付けたいところです。

また、とにかくキャシャなのでどこまで期待できるか分かりませんが、散歩や運動とともに肉や魚の使用量が多い高たんぱくなフードをあげることで、骨や関節を支える筋力を補うことができます。

 

幼い子や老人がいる家庭には向かない

チワワは興奮し易い犬種です。小さい子がキャーキャー走り回るような家庭では、恐怖心から興奮してしまい吠える・噛みつくなどの問題行動を助長することになります。

小学生程度の高さであっても抱っこして落とせば、普通に骨折するのがチワワです。小さな子がいる家庭ではチワワを飼うことができるのか、今一度考えて欲しいと思います。

また、飼い主の後ろをちょろちょろ付いてくることもあるので、気付かずに座布団の上で踏みつぶしてしまうなどの事故が実際に起こっています。

犬を飼ったことがある方なら良いかもしれませんが、チワワはけっこうわがままです。老人は老後のパートナーに犬を飼い始める人が多く、総じて甘やかす傾向にあります。

チワワが主従関係を勘違いし、飼い主に噛みつく・客人に噛みつくなどのトラブルを起こすことも考えられます。小さくて見た目が可愛くても中身は「犬」であることを理解していないとチワワを飼うのは難しいです。

 

散歩が必要

「え?チワワなのに散歩が必要なの?」と思った方もいるかもしれません。これはペットショップの売り方が完全に間違っている為に、間違った知識が当然のごとく流れてしまっているんです。

広いリビングがあるお宅なら、チワワが必要とする運動量は確保できるかもしれません。ですが、チワワは好奇心旺盛な犬種です。散歩に連れ出すことで、好奇心をくすぐりストレスを緩和することが出来ます。

また、完全に室内飼いで他の犬から隔離すると、「社会化」が進まずどの犬・人間にも吠えて威嚇するような、攻撃的で神経質なチワワになってしまいます。

ただ、これは子犬の内からの訓練が必要です。今まで室内飼いだったのにいきなりドッグランに連れ出すというには、チワワにとってもあまりにストレスです。

完全室内飼いだった子もまずは家の庭など、少しずつでも外の世界に慣らしていってあげると良いでしょう。

 

できるだけカーペットなどをひく

チワワに限らず、犬はフローリングを苦手とします。足を滑らせたりして転んでしまい、関節を痛めてしまうこともあります。小型犬の中でもチワワは特にキャシャです。

流石に足を滑らせただけで骨折することはありませんが、チワワの体はそのくらい繊細だという認識を常に持っていて下さい。ケガが原因で運動量が減ると病気がちになるので注意が必要です。

 

定期的に健康診断を受ける

チワワに多い病気
  • 膝蓋骨脱臼(パテラ)
  • レッグペルテス症
  • シスチン尿症
  • カラーミュータント脱毛症
  • 角膜ジストロフィー
  • 停留睾丸
  • 水頭症
  • 開放性泉門
  • 結膜炎
  • 低血糖症
  • 口腔内トラブル
  • 椎間板ヘルニア(ハンセンⅠ型)
  • パターン脱毛症

チワワに限りませんが、定期的な健康診断は大切です。特に、チワワは体の小ささから体力・持久力も他の小型犬と比べると低いです。

他の小型犬なら様子を見るような下痢でも、チワワの場合だと気付いたらぐったりしていたなんてことも考えられます。一度に食べられる量が少なく、低血糖症を起こし易いのもチワワならではです。

気の強さとは逆に、体の弱さに関しては「子犬を飼っている」ような感覚を持っていた方が良いでしょう。

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