10分もかからずに読めるので、これからトイプードルの子犬を迎える人・既に一緒に暮らしている方は是非参考にしてみて下さい。
生後早い時期に成犬用フードに切り替える
「トイプードルにいつまでも小さいままで居て欲しい」という理由から、1歳未満の子に対して食事量を減らしたり、パピー用ではなく栄養価が低い成犬用を与える飼い主がいます。
小型犬の中でもトイプードルの飼い主に特に多いような気がします。これは血統書がついたトイプードルでも、成犬時にトイサイズ(体高28㎝)以上、体重にしておよそ4㎏以上に大きくなってしまう子がいる為だと考えられます。
トイプードルを流行りやファッションの一部として飼い始める人に多く、「ティーカップ」や「タイニープードル」など、トイプードルの中でもひときわ小さな子を欲しがる人にも見られます。
トイプードルを小さいまま飼いたいという理由から、上記のような虐待的行為を行う人に動物を飼う資格はありません。トイプードルに限らず、犬は1歳までで急激な成長をし、当然多くの栄養を必要とします。
この期間に十分な食事を与えなければ、骨や臓器が十分に成熟せずに病気や成長不良の原因となります。中にはこれらを理解していても(どれほど説明しても)なお、十分な食事を与えないような人がいます。
暴力だけが虐待ではありません。上記も立派な虐待です。当サイトに起こし頂いている方の中には、上記のような虐待行為をする人はいないはずです。ここまでを読んで、気分を悪くされた方には申し訳なく思います。
ですが、トイプードルを服やバッグのような、ファッションの一部と考える愚かな人間がいるのも事実です。どうか上記のような不幸な命が一つでも減るのを祈るばかりです。
フローリングの家庭ではカーペットを敷く
家がフローリングの場合はカーペットなどを敷いて、足を滑らせ難い対策をしてあげましょう。これはトイプードルに限らず、室内飼いをする犬種全般に言えます。トイプードルは椎間板ヘルニアやパテラなり易い犬種です。
遺伝的になり易いということもありますが、フローリングで足を滑らせることで少しずつ腰や関節にダメージが溜まっていき、発症することもあります。その為、できるだけ足を滑らせない(足腰に負担をかけない)環境を作ってあげましょう。
生後半年までは激しい運動や遊びを避ける
- ジャンプ
- 高いところからの着地
- おもちゃを使っての綱引き
- フローリングの上でのダッシュ
トイプードルは超小型犬なので、中型・大型犬と比べると骨が弱く、関節炎や骨折といったトラブルが多いです。上記のような激しい運動や遊びは早くても生後半年、余裕をもって1歳からにしましょう。
股関節形成不全などは生後間もない期間に関節にかかる負担が原因になる病気もあります。「小型=骨も細い」ということを十分に把握したうえで、遊びましょう。特に幼い子犬は遊びに夢中になってしまうとつい力んでしまったりもします。
遊んであげる事ももちろん大切です。ですが「関節が弱い」・「骨が弱い」ということを十分認識したうえで、あまり関節に負担がかからないように遊んであげて下さい。
カットやトリミングにお金がかかる
トイプードルの毛は放っておくとどんどん伸びていきます。「ある程度の長さで止まる」という説と「どこまでも伸び続ける」という説があるようですが、どちらにしてもトイプードルからしてみれば視界が悪く、定期的にカットしてあげるのが望ましいです。
トイプードルのカットスタイルにこだわりが無ければ、バリカンやハサミを使って「自分でカットする」という方もいます。ですが、お洒落なカットやスタイルを楽しみたい場合は1回5000~8000円くらいのトリミングを月1回程度通う必要が出てきます。
トイプードルの毛はカールしているので自分でやるのは少し難しいという意見もあります。ただ、年間6~10万円程度かかるので自分でのカット検討する価値は十分にあります。
もちろん、プロにトリミングをお願いしたようにはいきません。カットがまばらになってしまったり、きんと「待て」ができないと、暴れて中断することになったりケガをさせてしまう可能性もあります。
キレイにトリミングされた子と自分でカットした子を比べる必要は全くありません。カットの技術に差があっても、あなたの愛犬との絆(しつけ)が強くなければ出来ませんからね。ご自身でカットしている方は胸を張って良いことですよ。
中には伸びて「モサモサの状態がカワイイ」という方もいて、自分で目の周りや足の裏など、最低限のケアをしながらトリミングは2~3カ月に1回という方もいます。頭の毛が伸びて視界が悪そうなら縛ってあげるなど。
この辺りは完全に伸ばしっぱなし・放置にならなければ、飼い主のライフスタイルに合わせれば良いです。
あまり構い過ぎない
- 飼い主がいなくなってから10分以上吠え続ける
- トイレを失敗している
- おもちゃやクッションなどがボロボロに壊されている
トイプードルは飼い主に従順で、人との触れ合いを好みます。これだけを聞くと、「どんどんスキンシップした方が良い」と思いますよね。ですが構いすぎにも注意が必要です。
飼い主への依存度が高まると、外出時など「飼い主と離れた時に不安を感じて問題行動を起こす」分離不安症という病にかかってしまいます。分離不安症の主な症状としては以下のようなものが挙げられます。
普段、飼い主といる間は問題ないのに、飼い主に外出中や姿が見えない時に上記のような問題行動を起こすようになってしまいます。可愛がる事も大切ですが、ハウスやケージで過ごす時間も作るなど、メリハリをつけてあげましょう。