柴犬

柴犬の平均価格や値段相場は?「黒や白」毛色で値段の違いが出る?

ドッグフード店長
ドッグフード店長
ここでは柴犬の値段や価格についてまとめました。柴犬に限らず、犬は毛色や血統、購入先によって値段や価格が変わります。

高い金額を払えば良い血筋の子を迎えられますが、繁殖やブリードをしないのであれば、血統や血筋にお金を払う意味はありません。

単純に柴犬を迎えたいのであれば、病気や骨格などに注意をしていれば、見た目やフィーリングで決めて問題ありません。

とは言え、柴犬を安く迎える方法もあるので、「柴犬と暮らしたい」という方は参考にしてみて下さい。

 

柴犬の赤ちゃんの平均価格・値段相場はいくら?

柴犬の赤ちゃんの平均価格・値段の相場はだいたい10万~20万円程度です。中には10万円以下の値段で販売されている子もいますが、生まれてから日数が経っていて少し大きくなっている子が多いです。

この価格で売られているのは通常(豆柴ではなくスタンダードな柴犬)の赤毛の赤ちゃんです。柴犬は赤毛が最も多く、出生率は7~8割と言われています。当然、黒や白など出生率の低い毛色は高くなる傾向にあります。

 

柴犬は「白・黒・赤・胡麻」などの毛色によって値段・価格の違いはある?

毛色 平均価格
10~25万円
15~30万円
10~30万円
胡麻 10~30万円

ここでは柴犬の毛色による値段や価格の違いをまとめました。やはり赤毛は出生率も高く、値段的にも安定していて、「10~25万円」と柴犬の値段としては高すぎず安過ぎずといった感じです。

黒毛は出生率が低いので、他の毛色と比べるとやや高く「15~30万円」という結果でした。白毛も出生率低いんですが人気にムラがあるのか「10~30万円」と値段がピンキリでした。

白毛の値段については、JKCで柴犬のスタンダードカラーとして認められていないのもあるかもしれません。ただ、日本犬保存会では「数が少ないものの、白毛の柴犬も存在する」としています。

胡麻色には赤胡麻と黒胡麻がありますが、今  回調査した限りでは実際に値段が付いた子は見つかりませんでした。その為、「10万~30万円」というのはネット上の情報になります。ただ、ブリーダーで「赤以外の値段は同じ」とするところもありました。

その犬舎では赤以外の柴犬は「10万円から」としていたので、上記の表はその情報を踏まえた内容になっています。ただ「マツコの知らない世界」などで取り上げられていたので、今後人気が高まって値段が高騰するかもしれません。

 

柴犬は「小豆・縄文」など種類で値段・価格が変わる?

種類 値段
信州柴犬 10~20万円
美濃柴犬 一般社団法人美濃柴犬保存会
山陰柴犬 山陰柴育成会
縄文柴犬 NPO法人 縄文柴犬研究センター
小豆柴(豆柴) 20~35万円

一般的に広く知れ渡っている「柴犬」は「信州柴犬」で、値段は柴犬と同じ価格と考えて良いです。それ意外の種については、ペットショップで売れられることはないので、値段は無いと考えて良いでしょう。

それぞれの犬種にはNPOや保存会があり、どこの会も特徴的な柴犬の種類を残していこうと努力しています。なので保存会で里親や飼い主を募集しているケースもあるので、興味がある方は連絡してみると良いでしょう。

柴犬の中でも小さい「豆柴」や、豆柴の中でも更に小さな「小豆柴」などは、普通の柴犬よりも高く「20~35万円」くらいが平均価格でした。ただ、中には50万円近い子もいました。「豆柴」も「小豆柴」も正式な犬種名ではなく、血統書には「柴犬」と書かれます。

 

柴犬の購入先はブリーダーとペットショップで値段・価格の違いは?

毛色 ブリーダー ペットショップ
10~20万円 15~25万円
15~30万円 15~30万円
10~20万円 15~30万円
胡麻 10~30万円 20~30万円

ここではブリーダーとペットショップをそれぞれ3件ずつ、価格を調査して平均価格を出しました。他の犬種では毛色によって値段の差が開くんですが、柴犬についてはあまり変わりませんでした。

ただ、ペットショップについてはセール価格なども含まれています。それを考えるとペットショップの方がやや割高になっていますね。ただ、ブリーダーの場合も血筋やショーの基準に近い子は値段が跳ね上がります。

どちらも条件によってピンキリと言えますね。敢えて優劣を付けるとすると、柴犬の平均的な値段に関してはブリーダーの方が安くなることが分かりました。もし、血統などにこだわりが無いのであれば里親も検討してみて下さい。

柴犬の赤ちゃんも沢山の里親募集が掲載されています。質の悪いブリーダーが劣悪な環境で飼育し、動物保護団体に保護された子も多くいます。里親になる為の条件が厳しいケースもあります。

ですが、「せっかく里親が見つかった子がまた里親募集に出される」という事例を減らす為の条件でもあります。是非、前向きに考えて欲しいと思います。

 

【安い時期がある?】柴犬の「値段の違い」や「価格の差」が出る条件とは?

柴犬は季節や月齢、血統書の有無など、様々な条件で値段が変わってきます。ここでは柴犬の「値段の違い」や「価格の差」が生まれる条件についてまとめました。

 

季節による値段の違い

単純な「需要と供給のバランス」という話になりますが、冬場は発情が少なく受胎率も低くなるので、3~5月頃が最も子犬が少なく(高く)なります。逆に暖かくなると生まれる子犬が増えるので安くなります。

最も値段が安いのは11~2月頃と言われています。ゴールデンウィークを期に、少しずつ値段が安くなる(子犬が増える)傾向にあるので、「安く迎えたい」・「色んな柴犬を見比べたい」なら11月以降に探すと良いでしょう。

 

生まれてからの日数(月齢)による価格の差

柴犬に限りませんが、子犬がコロコロとしていて、「誰が見ても可愛いと思える」のは生後3カ月頃までです。つまりこの期間が最も高いです。この頃はタヌキ顔の子が多いです。

逆に3カ月以降になると、成長期になり顔つきも大人っぽいキツネ顔になってきます。嫌な言い方ですが、周りの子犬と比べると「売れ残り」感が出てくるので、早く売れるように値段を下げます。

犬を飼いたい人は「子犬の内から育てたい」という方が多いです。なので安く迎えたい人は、子犬の時期をあきらめてある程度大きくなった子を迎えると良いでしょう。

 

血統や血統書の有無による値段の違い

親が展示会などでショーを取っていると、その子犬の値段が上がります。これは柴犬に限った話ではなく、牛や馬でも同じです。ただ、繁殖を考えない一般家庭において、血統書は不要ではないでしょうか。

更に言ってしまえば、血統書が無い子を購入するくらいなら、里親になることも考えてみて下さい。「柴犬を飼いたい」のか「血統書付きの柴犬を飼いたい」のかをもう一度考えてみて下さい。

 

「ドッグショーや展示会向き」か「ペット向き」か

  • ショーや展示会向き・・・柴犬の基準に近い
  • ペット向き・・・上記以外

 

ドッグショーや展示会では、「柴犬」という犬種を後世に残すために毛色や体の大きさなど、様々な基準を設けています。ショーや展示会を目的としたブリーダーは、基準に近い子を手元に残し、それ以外の子をペットショップに卸します。

また、繁殖に使うメスも手元に残すので「ペット向き」の子や「オス」の方が安くなる傾向にあります。利益目的で、「パピーミル」と呼ばれる劣悪な環境下で大量繁殖する悪質ブリーダーもいます。

パピーミルで生まれ育った子は病弱だったりする子も多いです。こういったブリーダーもペットショップに卸すので、柴犬を迎えるならできれば見学可能なブリーダーか、里親募集をおすすめします。

 

種類による値段の違い

種類については「柴犬は「小豆・縄文」など種類で値段・価格が変わる?」でも紹介したように、一般的な柴犬か豆柴以外はペットショップでは取引されません。一応「種類」としていますが、JKCでも日本犬保存会でも「柴犬」は1種類だけです。

 

毛色による価格の差

柴犬は「白・黒・赤・胡麻」などの毛色によって値段・価格の違いはある?」や「柴犬の購入先はブリーダーとペットショップで値段・価格の違いは?」で紹介した通りです。人気や出生率によって、値段が変わります。

ただ、毛色が違うだけで10万円も値段に差がでる犬種もいます。それを考えると、柴犬は毛色による価格の差が少ない犬種と言えます。

 

まとめ

ここでは柴犬の値段や価格について詳しくまとめました。柴犬は洋犬のように突然人気が上がったりせず、安定して人気のある犬種です。

その為、洋犬の人気種と比べるとビックリするような価格の子は少ないです。ただ、人気が安定しているということは、値段も上下し難いということが言えます。

あまりに安い子は、病気を持っている可能性も考えられるので、迎える際はしっかりとなぜ安いのかを確認してからにしましょう。